2006ssのテーマ
Like a cloud
さまざまな表情を見せる雲。人が雲のように姿を変え、自由に空を飛びまわることが出来たらきっと、楽しいだろう。
誰にも、何も言われることのない、邪魔されることのない自由、それを手にいれることが出来る。しかし、その自由とはいつどこで、のたれ死ぬかもしれない、背中あわせの自由だと思う。
言ってみれば、好き好んで無人島での生活を選び、食べ物がなくなって、飢え死にしたとしても、それはそれというような感じです。
そんな、覚悟なんかもあり、雲に変身。
このまま雲のままで一生を過ごせるのだろうか?自由を手にいれ、さんざん飛び回り、もう人間に戻りたいと思っても、果たして戻れるのだろうか?一体この先どうなるのか?そんなこと考えたくもないですよ・・・。
しかし、自分で考えて決めたことなのだから、きっと後悔していないはず。
せっかく、雲になって、自由に飛び回れることが出来るのだから、宇宙にでも行って、地球でも眺めてみようかと思うのです。これはきっと楽しいに違いない。たぶん、大丈夫ではないでしょうけど。。
刹那的でもあるが、楽観的希望が満ち溢れている雲人間の性格や思い、雲自身が持つ性質と、さまざまなめぐりあい、そんなこんなを表現してみました。